フランス語学留学|基本情報

 

フランスで語学留学を検討するにあたって、まずは語学学校のことについて書いてみます。だいたいのイメージをつかんでいただくお手伝いになりますように。

 

 学校の種類

 

 入学資格

 

 開講日

 

 フランス語のレベル

 

予算

 

 宿泊手配

フランスの語学学校 – 学校の種類

フランス語の教育機関は、大きく分けると、私立の語学学校、公立の語学学校、大学付属の語学コースの3つの種類に分けられます。

私立の語学学校

毎週あるいは毎月開講する学校が多く、入校時期の融通がききます。また、宿泊手配をしてくれるなど留学生に対するサービスが充実していることがメリットと言えます。1クラスの人数は平均して10~12人ほど。4~8人という少人数制のクラスを開講している学校などもあります。

初めて留学する方や、会話力に自信のない方は、私立の学校からスタートすると安心できて良いと思います。学校の規模はさまざまで、学校所有の校舎や寮をもつところもあれば、アパルトマンののワンフロアを借り切って、開講している学校もあります。

公立の語学学校

経営母体が公的な機関(例えば商工会議所や国立の高等教育機関など)の学校を指しています。形態・特徴は、私立の語学学校とほぼ同じなので、当サイトでは、まとめて【私立】と表記しています。

大学付属の語学コース

は、大学が運営する語学学校で、ほとんどが、通年は学期制コース、4ヶ月単位です。入校時期が限定されており、通常、9月/10月開始の学期と1月/2月開始の学期があります。また、夏期に限り、1ヶ月の特別コースを開講している学校が多数あります。

また、中には、通年コースにおいても、1ヶ月単位や3ヶ月単位で授業を行う学校もあります。1ヶ月単位の場合は毎月、3ヶ月単位の場合は10月、1月、4月に開講されています。一般的な大学付属のコースでは、1クラスの人数が20人以上、大人数で授業を受ける場合が多く、DELF/DALFといった資格試験を考慮に入れた授業が行われています。文化講座が豊富なことも特徴のひとつです。会話の習得よりもアカデミックな勉強を望む方、中級レベル以上の方におすすめです。また、私立の学校に比べて費用もだいぶ安いので、長期留学の方には魅力的です。

ただし、 宿泊の手配は自分でするように、という学校も多いので、現地に不慣れな方にはちょっと厳しいかもしれません。もちろん、宿泊施設を提供したり、留学生へのサポート体制が整っている学校などもありますので、いろいろ調べてみることが大切です。

フランスの語学学校 – 入学資格

私立・公立の語学学校の場合、低い年齢の制限以外には、特別な入学資格は持たない学校がほとんどです。

年齢制限は、通常16~18歳以上から入学可で、 中高生は、ジュニアコース(夏期のみの場合が多い)に参加することになります。 逆に上限は設定しておらず、全世界から幅広い年齢層の学生が集まります。特に、50~60歳ぐらいの方に向けては、同じ年代の方たちと楽しく勉強してもらおうといった趣旨で、特別コース(シニアコース)を開講している学校もあります。アクティビティーを多く含み、楽しみながら学ぶ短期間のプログラムです。

大学付属の語学コースの場合は、年齢以外にも学歴の制限(高校卒業または母国での大学入学など)を行っている学校がありますので、注意しながら募集要項をしっかり読みこみましょう。

フランスの語学学校 – 開講日

私立・公立の語学学校は、入門レベルをのぞいて、毎週月曜日に入校ができる学校が大半で、年間を通じてコースをスタートできるフレキシブルな設定になっています。入門/初級レベルのみ入校日が決まっている場合が多く、少数ではありますが、入門レベルも毎週受け入れ可という学校もあります。

そのほか、私立の学校の中でも、毎月1回(1ヶ月コース)、3ヵ月単位(3ヶ月コース)など、学期制をとっている学校もあります。学校やコースによって開講日や受講期間が異なりますので、レベルや希望に合わせて、日程や学校を選択する必要があります。

大学付属の語学コースは、多くが2学期制をとっており、途中入校は認められません。指定された入校日までに現地入りをしないと、次の学期まで入ることができませんので、要注意です。3学期制をとる学校もいくつかあります。2学期制の場合、1学期は4ヶ月間、3学期制の場合は、3ヶ月間です。夏期講座は、2週間~1ヶ月単位で開講しているケースが多いほか、通年でも、1ヶ月単位のインテンシブコースを併設している学校などもあります。学校によって様々ですので、よく確認が必要です。

フランスの語学学校 – フランス語のレベル

ほとんどの語学学校で入門レベルから始めることができます。ただし、入門レベルの場合はコース開始日が限定されているケースが多いので、注意してください。レベルは、通常、入門から上級まで、3~8レベル程度に分けられています。

大学付属の語学コースでは、中級レベル以上を対象としている学校/コースもありますので、気をつけましょう。また、私立の学校でも、グループレッスンは初級以上からとし、入門レベルの場合は、グループに入る前に個人レッスンを受けなくてはいけない学校もあります。

入学試験は特にありません(学校/コースによっては必要とされる場合もあります)。初日に行われるレベル分けテスト(口頭/筆記)によって、それぞれのレベルのクラスに振り分けられます。

ちょっぴりアドバイス

入門レベルから受け入れ可能な学校がほとんどですが、授業はすべてフランス語で行われますので、知識ゼロからのスタートはかなりつらいと思います。最低限の文法などはあらかじめ勉強しておきましょう。

フランスの語学学校 – 予算

都市や学校、選択コース、宿泊タイプ、また為替レートにより、費用は大きく変動します。

一般的な予算としては、4週間、私立の語学学校に通って、ホームステイをした場合、20~30万円くらい、1年では250~300万くらいをイメージしておくとよいでしょう。

地方都市の大学付属の語学コースで、寮などに滞在し、通年(8ヶ月)コースに通うならば、150~200万ほどで行ける場合もあります。

ただし、いずれの場合も、 パリに滞在する場合、家賃が高いので、もう少し高めに見積もっておきましょう。

フランスの語学学校 – 宿泊手配

私立・公立の語学学校の場合は、宿泊手配サービスのある学校がほとんどです。多くはホームステイのみですが、学校によっては寮があったり、レジデンスホテルの手配をしてくれる場合もあります。長期の方は、現地で気持ちや状況が変わる場合がありますので、すべての滞在期間ではなく、一定期間だけ宿泊の手配を依頼しておくといいでしょう。

大学付属の場合は、自分で宿泊手配をしなくてはならないケースが多く、事前に寮などのリストを入手して、学校を通さずに自分で直接やりとりをしたり、現地に到着してから、宿泊先を探したりしなくてはなりません。こういった手続きは煩雑な上、書類はフランス語で書かれていることも多いので、かなり大変です。

初めて留学される方や、 フランス語が入門/初級レベルの方は、まずは宿泊手配サービスのある学校での留学からはじめるほうが安心です。